今月の一品

2017年8月

リガードパドロックペンダント

リガードパドロックペンダント


1820~30年頃 イギリス
穐葉アンティークジュウリー美術館藏
※2017年7月8日~9月3日まで
特別展示「愛のヴィクトリアン・ジュエリー 華麗なる英国のライフスタイル」にて展示

作品解説

ゴールドを台座として、様々な宝石をあしらったペンダント。パドロックとは錠前のことで「捕らわれた愛」を意味します。パールとターコイズ(トルコ石)で形作られた勿忘草(ワスレナグサ)には、「私を忘れないで」と言う花言葉が込められています。 リガード装飾とはセンチメンタリズム(感傷主義)に基づいた装飾で、作品の下部外周にあるRuby(ルビー)、Emerald(エメラルド)、Garnet(ガーネット)、Amethyst(アメシスト)、Ruby(ルビー)、Diamond(ダイヤモンド)の頭文字をとって敬愛を意味する「REGARD」を表しています。

ポイント

小ぶりな作品ですが多様な意味が込められた作品で、作品そのものの精緻さもさることながら精神面での意味合いがヨーロッパでは重要視されていたことが分かります。これらを作り送り合った当時の貴族の想いを想像しながら鑑賞すると、また違った魅力が見えてくるかもしれません。