今月の一品

2018年1月

名所江戸百景 びくにはし雪中

名所江戸百景 びくにはし雪中
(めいしょえどひゃっけい びくにばしせっちゅう)

名所江戸百景 びくにはし雪中
安政5年(1858)
大判錦絵
歌川広重

※2018年2月4日(日)まで普通展示「江戸のグルメ」で展示中

作品解説

比丘尼橋は現在の銀座1丁目にありました。画面の右手にある石垣は外堀で、橋の向こうに見える火見櫓のあたりが数寄屋橋御門で、現在の数寄屋橋交差点のあたりです。最も目を惹く「山くじら」とは、猪をはじめ野生動物の肉の隠語で、尾張屋という鍋料理屋の看板です。その向かいには「○やき」「十三里」と書かれた焼き芋屋の看板が見えます。十三里とは、栗(九里)より(四里)うまいという洒落(9+4=13)になっています。

ポイント

検閲を受けた証である改印が、初代歌川広重(1797~1858)の亡くなった翌月のものであることから、二代広重の作という説もあります。