今月の一品

2018年4月

古代の人・王妃墓

古代の人・王妃墓
(こだいのひと・おうひぼ)

三輪休雪
古代の人・王妃墓
昭和54年(1979)~平成5年(1993)
高さ73.0×幅163.0×奥行360.0cm
撮影:田中学而
※2018年11月25日(日)まで普通展示「陶―生命の讃歌Ⅱ」で展示中

作品解説

生〈エロス〉と死〈タナトス〉という対称的な欲動を自己の内奥に見つめた、十二代三輪休雪(1940年生まれ、本名龍作)の《古代の人・王墓/王妃墓》と〈人間シリーズ〉や、土を焼成することで生じる熔融・垂下の現象をかたちにして初源の生命力を暗示した常滑の作家、杉江淳平(1936~2005年)の《記憶・構》を紹介します。変転する現実(リアル)を見つめ直すなかで作家がかたどった、陶造形ならではの生命の讃歌をご覧ください。

ポイント

十二代三輪休雪は、表現内容をより豊かなものとするため、しばしば続き物的に同一主題ながら多様なかたちの作品を発表してきました。〈人間シリーズ〉は、現代社会のなかで葛藤する個人の不条理を赤裸々にさらけ出した群像表現です。
三輪休雪〈人間〉シリーズ「予感」
昭和52年(1977)
高さ37.0×幅46.0×奥行25.5cm
撮影:田中学而

ポイント