今月の一品

2017年5月

色絵薄墨墨はじき柘榴文蓋付瓶

色絵薄墨墨はじき柘榴文蓋付瓶
(いろえ うすずみ すみはじき ざくろもん ふたつき へい)

十四代今泉今右衛門
2011年
※2017年4月29日~6月25日まで
特別展示「―色絵磁器の最高峰―今右衛門の色鍋島」にて展示

作品解説

六稜〔ろくりょう〕の胴張〔どうば〕りの堂々とした器体に、豊穣〔ほうじょう〕の象徴ザクロの大樹を描いています。赤の縁取りにプラチナ彩で描かれた子房や色濃い緑葉はもとより、「墨はじき」で引いた白抜きのアウトラインも簡勁〔かんけい〕で、観る者に衝迫〔しょうはく〕する生命の強勢がみごとに表現されています。

ポイント

十四代今泉今右衛門(1962年生まれ)は、陶芸分野では史上最年少の51歳で重要無形文化財「色絵磁器」の保持者に認定された気鋭の作家です。