今月の一品

2018年6月

白陶鬶

白陶鬶
(はくとうき)

新石器時代・大汶口文化
一級文物
泰安大汶口遗址出土
※2018年6月5日(火)から7月16日(日)まで
特別展示「山口県・山東省友好協定締結35周年記念 山東のやきものを楽しむ「」で展示中

作品解説

約5000年から4600年前の新石器時代・大汶口文化中期からは轆轤、もしくは回転台が利用されるようになり、やきものの成形技術が大きく向上しました。土の精製や選別も行われ、鉄分が少ないカオリン土を用いた白陶が作られました。
鬶(キ)は酒などを供するためのもので、足の間から火を焚いて温めていたと推測され、全体が鳥を象ったような形状は、当時の人々の精神性の表れであると捉えられています。

ポイント

鳥を連想させる独特な形状と、器面は薄く丁寧な造形が魅力的で、現代でもデザイン・造形力ともに優れた逸品です。美しい形や歴史的な価値から、日本では国宝に相当する一級文物に指定されています。