今月の一品

2013年7月

色絵粟鶉文八角鉢

色絵粟鶉文八角鉢
(いろえ あわうずらもん はっかくばち)

江戸時代・17世紀 幅23.8×25.6㎝ 

※9月29日(日)まで普通展示「日本陶磁の魅力」にて展示中

作品解説

色絵とは、素地〔きじ〕にかけられた釉薬〔ゆうやく〕のうえに、赤や緑、黄色など数種類の色で絵付けした磁器をいい、「赤絵〔あかえ〕」や「五彩〔ごさい〕」とも呼ばれています。
佐賀県西松浦郡有田町一帯で生産される伊万里焼の色絵は中国の技術をならい生産がはじまりました。
江戸時代には西欧にも輸出され、中国陶磁の技術、器形や文様を引き継ぎながら西欧人の生活スタイルや好みに合わせたデザイン、また日本人好みのデザインを取り入れたものなどがつくられ、日本独自の発展を遂げました。

ポイント

実りをむかえて落ちた粟をついばむ鶉がつがいで描かれています。
これは当時の西欧でとくに好まれた構図であることから模倣され、伊万里焼でも輸出用につくられたものに描かれることの多かった人気の文様でした。

ポイント