今月の一品

2019年9月

月岡芳年<br>風俗三十二相 うるささう 寛政年間処女之風俗

月岡芳年
風俗三十二相 うるささう 寛政年間処女之風俗
(ふうぞくさんじゅうにそう うるさそう かんせいねんかんおとめのふうぞく)

月岡芳年
風俗三十二相 うるささう 寛政年間処女之風俗
大判錦絵 明治21年(1888)公益財団法人 平木浮世絵財団蔵
9月14日(土)~10月14日(日)まで
平木コレクション にゃんとも猫だらけ展 前段 抱かれ猫の段にて展示

作品解説

「風俗三十二相」は、明治21年(1888)に制作された全33点(美人画32点、目録1点)のシリーズです。月岡芳年が、江戸・明治における様々な時代の女性に思いをめぐらせ、「○○そう」というお題を設けて、女性の姿を描き分けています。 この作品では寛政期(1789~1801)の少女が描かれています。当時の人々にとっては、一昔前の美少女といったところでしょうか。猫と一緒にいることで、少女の可愛さが増すように感じられますね。浮世絵版画には、このように女性と猫を描いた作品が多く見られます。

ポイント

猫は、少女とお揃いの鹿の子絞りの首輪をつけています。鹿の子絞りは作るのに手間のかかる高級品だったので、少女のお気に入りのペットとして、とても大事にされていることが分かります。

ポイント