今月の一品

2019年10月

歌川芳藤<br> 五十三次之内猫之怪

歌川芳藤
五十三次之内猫之怪
(ごじゅうさんつぎのうちねこのかい)

歌川芳藤
五十三次之内猫之怪
大判錦絵 嘉永期(1848~54) 公益財団法人 平木浮世絵財団蔵
10月18日(金)から11月17日(日)まで
平木コレクション にゃんとも猫だらけ展 後段 大騒動の段にて展示

作品解説

よく見ると、猫が集まって大きな猫の顔になっています。怪しく光る目玉は、猫たちがいつも首に付けている鈴で出来ています。右上には、「五十三次之内猫之怪」と題名が記されますが、恐ろしくもユーモアを感じさせる作品です。

ポイント

何かを寄せ集めて一つの形を作り上げる、という発想は、芳藤の師匠・歌川国芳(くによし)の作品にすでに見られます。国芳の作品では、人が集まって人になっており、芳藤の作画に影響を与えたことが分かります。
歌川国芳「みかけはこはゐがとんだいゝ人だ」大判錦絵 弘化4年(1847) 当館蔵 ※こちらの作品は展示されません。

ポイント