今月の一品

2020年3月

色絵花鳥文皿

色絵花鳥文皿
(いろえかちょうもんざら)

色絵花鳥文皿
江戸時代・17世紀 
2020年2月4日(火)から2020年5月17日(日)まで
花のある風景にて展示

作品解説

やきものに描かれた花にはめでたい意味をもつものが多いです。梅と2羽の鳥が優雅に描かれている本作品は、単に早春の風景を描いたのみではなく、縁起の良い図柄でもあります。中国のやきもので梅と鵲がともに描かれた構図は、寒さの残る季節にいち早く春のおとずれを告げる様子を表すとして吉祥の意味を持ちます。また、器の縁には「百花王」の別称をもつ牡丹も配され、いっそう縁起の良いものとなっています。

ポイント

複数の色を使った色絵磁器は、日本では17世紀に作られ始めました。白い素地、鮮やかな色など技術の高さも見所ですが、飛ぶ鵲の口をあける様子にご注目。絵でありながら鳴き声が聞こえるようで、梅や牡丹が凛と見え、花を引き立てます。

ポイント