今月の一品

2021年1月

吉田博 「瀬戸内海集 光る海」

吉田博 「瀬戸内海集 光る海」
(よしだひろし せとないかいしゅう ひかるうみ)

吉田博 「瀬戸内海集 光る海」
多色摺木版画
大正15年(1926)
2021年1月2日(土)から1月31日(日)まで
吉田博の風景版画にて展示

作品解説

吉田博(1876~1950)は、日本に西洋の絵画が紹介されて間もない明治時代から昭和にかけて活躍した洋画家です。吉田は、幾度も海外に渡って研鑽を積み、また国内外の名山に登り、雄大な自然を描き写した登山画家としても知られています。大正14年(1925)から木版画の制作に取り組み、約250点もの作品を残しました。彫りや摺りの職人を自らが監督し、こだわり抜いた独創的な版画表現には、洋画家として磨いた感性を見て取ることができます。

ポイント

瀬戸内海の風景を描いたシリーズの第一作。日没の頃、穏やかな海面に反射する光の動きを表現しています。この作品は、英国のダイアナ元皇太子妃が、執務室に飾っていたことでも知られています。