今月の一品

2022年1月

吉田博「日本アルプス十二題の内 剣山の朝」

吉田博「日本アルプス十二題の内 剣山の朝」
(よしだひろし にほんあるぷすじゅうにだいのうち つるぎさんのあさ)

吉田博「日本アルプス十二題の内 剣山の朝」
木版画
大正15年(1926)
2022年1月2日(日)から2021年1月30日(日)まで
吉田博の風景版画にて展示

作品解説

吉田博(1876-1950)は、明治から昭和にかけて活躍した風景画家です。早くから海外に赴いて洋画家として研鑽し、第1回文展をはじめ受賞を重ね、画壇での地位を確立しました。山岳画家としても知られ、日本や海外の名山に登頂し、その雄大な風景を油彩画や水彩画そして版画にしました。還暦頃まで毎年訪れたという日本アルプスを主題にした本シリーズでは、様々な場所の天候や時間を描き分け、また登山の様子や雷鳥、高山植物など山の魅力を余すところなく伝えています。

ポイント

「剣山の朝」は、まだ闇に包まれている鹿嶋鏡岳から眺めた、剣山の朝焼けの光景がドラマチックに描かれています。野営のテントからは、朝食の支度をする白い煙が立ち上っています。