特別展示

泥象 鈴木治の世界
―〈使う陶〉から〈観る陶〉、そして〈詠む陶〉へ―

2014年11月1日(土)~12月23日(火・祝)

休館日:月曜日
(ただし、11月3日・11月24日・12月22日は開館)
開館時間:9:00~17:00 (入場は16:30まで)

観覧料 一般1,000円(800円)
70歳以上の方・学生800円(600円) 

※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金です
※18歳以下の方、および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍する生徒は無料です
※身体障害者手帳、戦傷病者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を所持されている方および、その介護者は無料です

主催 鈴木治展萩実行委員会
 ・山口県立萩美術館・浦上記念館
 ・毎日新聞社
 ・tysテレビ山口
日本経済新聞社
特別協力 エフエム山口
後援 山口県教育委員会、萩市


【協賛】
野崎印刷紙業株式会社

[展覧会について]

鈴木治〔すずきおさむ〕(1926-2001)は「陶芸」という新しい意味合いの作陶表現を目指した作家でした。
戦後間もない1948年に八木一夫〔やぎかずお〕らと前衛陶芸家集団の走泥社〔そうでいしゃ〕を結成し、用途を持たない純粋な立体造形としての陶の造形表現を求めました。彼らの作品を人々はオブジェ焼と呼びましたが、鈴木は自らの作品を、日常的な意味や用途が取り去られたときに現れる事物の物体的な側面をいう「オブジェ」ではなく、あくまでも土と火で構築された表現としての陶の「かたち」であることを主張して、この世評を拒絶しました。そんな彼の作陶理念と造形思考は「泥像〔でいぞう〕」や「泥象〔でいしょう〕」という作品名にあらわれています。

 赤い化粧土を施した焼締めと瑞々しい色合いの青白磁という、二つの技法を軸に制作された作品には、馬・鳥などの動物や風・雲などの自然現象からイメージされる穏やかな「かたち」が鋭い造形感覚で力強く表現されています。このような作品のかたちと題名、そして観る者の抱くイメージが互いに呼応する独自の豊饒な世界は、文学的要素を強めながら晩年にいたるまで深まりをみせました。

没後初めての大規模な回顧展となる本展では、初期作品から晩年の未発表作品まで含む約150点で、鈴木が到った「〈使う陶〉から〈観る陶〉へ、〈観る陶〉から〈詠む陶〉へ」の足跡をたどります。


鈴木治 『嘶く馬』 1978年 撮影:尾見重治・大塚敏幸
鈴木治

『嘶く馬』

1978年

撮影:尾見重治・大塚敏幸

鈴木治 『消えた雲』 1982年 撮影:尾見重治
鈴木治

『消えた雲』

1982年

撮影:尾見重治

鈴木治 『雪の中の馬』 1973年 京都国立近代美術館蔵 撮影:尾見重治
鈴木治

『雪の中の馬』

1973年

京都国立近代美術館蔵

撮影:尾見重治

[関連イベントのご案内]

※都合により中止または内容を変更する場合があります。

ミュージアム・コンサート
『愛と自然を歌う』

出演:有冨 美子 氏(声楽家)

日時 11月1日(土)
17:00~18:30
場所 エントランスホール
参加費 無料
定員 100名程度のお席を用意しています

記念講演会
『鈴木治の陶芸』

講師 中尾 優衣 氏 (京都国立近代美術館 研究員)
日時 11月1日(土)
14:00~15:30
場所 講座室
参加費 無料(どなたでもご参加いただけます)
定員 座席数84席(当日受付先着順)

特別展示「泥象 鈴木治の世界―〈使う陶〉から〈観る陶〉、そして〈詠む陶〉へ―」
ギャラリー・ツアー

担当学芸員による作品解説です

※ご参加には観覧券が必要です

日時 会期中の日曜日
11:00~12:00
※ただし11月9日を除く
場所 本館2階

秋のミュージアムコンサート

同じ鞘〔さや〕育ちという意味で結成された山口芸術短期大学卒業生で演奏するユニット“Beans”。
山口・宇部を中心に様々なジャンル、メンバーで演奏活動を行っています。
展覧会とあわせて、彼らの奏でる音楽をお楽しみください。

日時 11月9日(日)
15:00~16:00
場所 エントランスロビー
参加費 無料(どなたでもご参加いただけます)
定員 100人程度
応募方法 事前のお申し込みは不要です(直接会場へお越しください)


甲斐尚美(サクソフォン)
サクソフォンを秋本耕治、武末伸子、上田啓二、彦坂眞一郎の各氏に師事。ソロでのクラシックの演奏活動を中心に、ジャンルを越えた演奏スタイルで「Beans」「Breathing quartet」「Kunit」の代表を務める他、後進の育成に力を注いでいる。音楽の楽しさに触れて、親しみを感じて頂ける様な活動を常とし「人の心に触れる」演奏を目指している。



山根一彦(パーカッション)
大学時代に打楽器の魅力に目覚め、以後YAMAHAのポピュラー・ミュージック・コンテストのオーケストラや、その他多様なバンドのリズムサポートを経験。 現在は山口県内を中心に「La Soiree De Nu」やSax奏者、甲斐尚美主宰のユニットで活動。 ヒトの感性や心象風景を大切にするその独特な音楽スタイルはジャンルを問わず幅広く支持を得ている。



原田礼子(ピアノ)
ピアノを 尾形みさよ、今津重紀、中村剛の各氏に師事、専攻科在学中にジョイントコンサートを開催、防府新人演奏会、山口県総合芸術文化祭などへ出演。伴奏者としての活動を主とし、現在甲斐尚美専属ピアニストとしての活動を主体に活躍中。


[主催]
山口県立萩美術館・浦上記念館 指定管理者 サントリーパブリシティサービス㈱


[企画協力]
シンフォニア岩国 指定管理者 サントリーパブリシティサービスグループ


[お問合せ先]
〒758-0074 山口県萩市平安古586-1
山口県立萩美術館・浦上記念館
TEL:0838-24-2400 FAX:0838-24-2401

ミュージアム・カンパニー

25歳以上の未婚者を対象としたチャットスタイルの特別鑑賞会です。



司会:さい みゆき 氏(フリーアナウンサー)

解説:石﨑 泰之(当館学芸専門監)

日時 11月14日(金)
18:30~20:00
※事前のお申し込みが必要です
場所 山口県立萩美術館・浦上記念館
参加費 無料
懇親会(自由参加)を同日20:00~21:30にpatra cafe(パトラ・カフェ)にて行います。会費2,000円(軽食と1ドリンク付)が別途必要です。
定員 20名(男女各10名)
応募方法 申込方法:参加希望者は、往復ハガキに「氏名・年齢・住所・電話番号・懇親会の出欠予定」を明記の上、下記までお申し込みください(11月4日(火)必着)。
申込者多数の場合は抽選とします。


申込先:〒758-0074 萩市平安古町586-1
山口県立萩美術館・浦上記念館「ミュージアム・カンパニー」係まで

記念講演会
『先生を偲び、いま思うこと』

講師 十四代今泉今右衛門 氏 (陶芸家、重要無形文化財「色絵磁器」の保持者<人間国宝>)
日時 11月15日(土)
14:00~15:30
場所 講座室
参加費 無料(どなたでもご参加いただけます)
定員 座席数84席(当日受付先着順)

ワークショップ
『石鹸ねんどでつくってみよう』

特別展示「泥象 鈴木治の世界―〈使う陶〉から〈観る陶〉、そして〈詠む陶〉へ―」の作品「泥象(土のかたち)」を鑑賞した後に、石鹸ねんどで自分の「かたち」をつくってみよう!
13:00~14:00 学芸員と一緒に鈴木治さんの作品の魅力を探してみよう!
14:00~16:30 美術家の鈴木啓二朗さんと一緒に自分だけの「かたち」を石鹸ねんどでつくってみよう!

講師 鈴木 啓二朗 氏(現代美術家)
日時 ※定員に達したため募集は締め切りました
12月14日(日)
13:00~16:30
場所 陶芸館 多目的室
参加費 無料
※完成した作品はお持ち帰りいただけます
定員 20名(9歳以下のお子様がご参加される場合は、大人の方の同伴をお願いします)

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